事業開発
豊臣秀長ゆかりの地、奈良県大和郡山市で田植え体験!
今、お米をめぐるニュースが盛んに取り上げられていますが、皆さん、田植えの体験をしたことはありますか?
実際体験できる機会はなかなかないのではないかと思います。
近鉄沿線応援クラウドファンディング「エールレール」で三男米【さんおとこまい】のプロジェクトを実施している米農家の植田ファミリーが、先日、奈良県大和郡山市で田植え体験を実施されました。

今回が2回目の方や初めての方など30名以上が体験に参加。
田植え前には、カエルやバッタなど、虫を見つけてテンションがあがっているお子さんもいらっしゃいました。
まずは、参加者の自己紹介があり、植田さんから苗の植え方の説明がありました。

苗の束から3本ほど抜き取って、第一関節までの深さに入れて土をかぶせておしまい、それだけとのこと!
3本ほどであの立派な稲になるんですね。
この苗は、今年の4月に20名以上参加された苗代体験のときに種をまいたものだそうです。
田んぼの一部はすでに田植え機で田植えがされており、残りの区画を今回手作業で植えていきます。
まっすぐに植えないと稲刈り機では刈れないため、今回植えたところは秋に稲刈り体験として手で刈る計画をたてているそうです。
さっそく田植え体験開始!
この日は6月なのにものすごく暑かったため、熱中症にも気を付けながら体験開始!
田んぼに入るのも結構たいへん!
いきなり長靴が脱げてしまったり、ずぼっと足が入ってしまい動けなくなったりするお子さんがいたりと、田んぼに入るだけでも一苦労。
「足が動かない~」「植えた後自分の帰り道はどうしたらいいか考えながらしないとな」などいろんな声が聞こえました。

皆さん思い思いの場所で一生懸命植えていました。まっすぐ植えるのは難しく、周りを見ながら試行錯誤。
顔を真っ赤にしているお子さんもいましたが、田んぼの水もあるからか、田植えの際は意外と暑さは気にならなかったという感想も。

田植え機の乗車体験!

手作業の後は、田植え機の乗車体験。
風を感じて涼しく、手で植えたときは難しかった“まっすぐ植える”ことができて貴重な体験だったと乗車した方は喜んでおられました。
手で植えるよりも田植え機の方が断然早いけれど、それでも速度はゆっくり。「もうちょい早くてもいいんだけどなぁ」と、植田さんがおっしゃっていました。笑
肥料も田植え機に入れて、田植えと同時に肥料も撒いているとのことでした。

手を洗い、どろどろになった服を着替えて体験は終了。お土産に、三男米【さんおとこまい】で作った米粉シフォンケーキとポン菓子をいただきました。
皆さん、疲れながらも充実した表情をしておられました。
貴重な体験、ありがとうございました!

三男米【さんおとこまい】について
「三男米【さんおとこまい】」は、奈良県産ひのひかりを使ったオリジナルブランドのお米。農薬や化学肥料をできるだけ使わず環境に配慮した栽培方法で作る「特別栽培米(※)」も作っています。
※農林水産省の特別栽培農作物ガイドラインに基づき環境に配慮し、地域の慣行レベルに比べ農薬を50%以上、科学肥料を50%以上減らして栽培したお米

今、米農業は・・・
米農業は、高齢化や担い手不足、肥料の高騰、小規模農家の経営難など様々な課題を抱えており、このままでは多くの田んぼが耕されなくなってしまう未来も現実味を帯びてきています。
そんな中、植田さんファミリーは、未来の子どもたちにも誇れる農業をつなげていきたい、持続可能な農業経営を実現できる基盤を作っていきたいという想いのもと、三男米【さんおとこまい】のお米を使った米農家ならではの加工品の開発や地域の野菜などを使用した環境に配慮した商品開発など新たな挑戦をされています。
その詳細については、近鉄沿線応援クラウドファンディング「エールレール」の<奈良県産ひのひかり「三男米【さんおとこまい】」の美味しさを知ってもらい、持続可能な農業を実現したい」プロジェクト>をご覧ください。
毎日といっていいほど食べているお米がどのようにして作られているのか、その一端を身近に感じて知ることができる体験は非常に意味のあるものだと思います。
お米だけに限らず、食事をするときにそれがどのようにしてできているかを想像してみるのもよいですね。
三男米【さんおとこまい】が、たわわに実る秋が楽しみです。
ちなみに、奈良県大和郡山市は、豊臣秀長により増築された郡山城の城下町として栄えたところです。現在も郡山城跡や古い町並みが残り、金魚の養殖が盛んで、春には桜の名所として大和郡山お城まつりが開催されるなど、豊かな歴史と文化が息づく街です。
ぜひ一度来訪してみてください。