事業開発
電動キックボードシェアリングサービス「TabiMO」
沿線には魅力的な観光地がたくさんあります。
奈良、京都、伊勢志摩などなどただ観光地と言っても駅前に観光スポットが密集してる訳でもなく、観光スポットとはまた違う路地裏店など隠れた魅力も存在しています。
そんな観光周遊を手軽に、爽快に、楽しんでもらえるきっかけを作りたいと思い、2022年8月17日からシェアリングモビリティTabiMOをスタートさせました。
乗り物の進化は時代を映す一つのツールであり、今後新しい乗り物や車の自動運転化など新しい乗り方も出てくる事が予想される中で、電動キックボードも法整備の改正がようやく決まったくらいで参画できたのは、色んな意味で良い経験と学びになってます。
その色んな意味の一つに当事業は経済産業省の「新事業特例制度」の認定を受けており、市販されている電動キックボードとは違う位置づけで運用しています。
分からない事だらけから調べに調べて、各所ヒアリングして、試乗してみてスタート!
外部調整で展開候補視察、運用方法検討、機器選定、経済産業省へ申請、地元行政・警察との協議などなど
内部調整で社内承認、事業名・ロゴ検討、LP制作、機器整備、システム調整などなど
…ほんとてんやわんやでした。
視察って大変!
展開候補地視察は伊勢、名古屋、京都、明日香村、堺市など多くのエリアを見ましたが、観光地が点在してることやならまち探索などに適している事もありまずは奈良市からスタートとなりました。
候補地視察では電動自転車に乗って実際の走行路を走って安全面なども確かめながら行ってました。
事業名は「TabiMO(タビモ)」に決定!
ちなみに事業名は旅(Tabi)とモビリティ(Mobility)の掛け合わせで女性にも気軽に乗ってもらえたらという想いからLPやロゴを制作しました。
いよいよ本体が到着!
いろんなことを経て、やっと電動キックボード本体が会社に届きました!!
会社の会議室を陣取り、TabiMOオリジナルのシートやナンバープレートを取り付けました。ナンバープレートの取り付けはなかなかコツが必要で、実は若干歪んでしまっているのもあります。。。
ちなみにこのあたりは、「ウエマチルーフ」も開店に向けて屋上に芝生を貼ったりしている時期で、ワイワイやっておりました。
様々なセッティングをする前にフタ(足を置くところ)を閉めてしまい、開けるのに一苦労する、という一幕もありました。わからないことだらけな中で何とか扱いに慣れ、はじめは動かすのも頼りない感じでしたが、次第に小回りを利かせて方向転換できるようになりました。
その後、車体毎に設定を行い(詳細は省きますが、こちらも何故かうまくいかずに苦労した!)、現地でのテスト走行を実施して、走行禁止エリアでアクセルが停まるかなどを繰り返し確認しました。
ホームページや告知物で使用する素材については、社内のカメラ好きメンバーと若手メンバーの力をお借りし、奈良で撮影を行いました。
実はこのとき、時系列としては車体の設定が完了しておらず、電動走行できない状態で撮影しています。「さも電動走行しています!感」の醸し出しはお見事でした!
2022年8月17日から運用開始
あれよあれよと日がたつうちに、2022年8月17日から運用を開始!
何件か取材もしていただけました。
「楽しかった!」と言って帰ってきてくださるお客様もおり、観光周遊の楽しみ方のひとつになっているのではないかと嬉しく思います。
最後に、電動キックボードを置いてもらっている(ポート)お店「タコス屋サリー」さんを紹介したいと思います。
「タコス屋サリー」は、古都奈良で育まれた食材と本場の輸入食材とを組み合わせ、一つ一つ丁寧に作られたタコスを販売しているお店です。
お店の雰囲気も素敵で、オシャレなのに落ち着くような空間です。
タコス屋サリー Instagramはこちら
TabiMOに乗って、タコスを食べて、楽しい奈良時間を過ごしてみてください!
2023年7月1日から交通ルールが変更になります。
2023年7月1日から改正道路交通法が施行されます。
現在(2023年4月現在)のTabiMOは、産業競争力強化法に基づく「新事業特例制度」を用いた実証実験により実施、運営しています。
2023年の7月1日から改正道路交通法が施行され、一定の要件を満たす電動キックボード等は特定小型原動機付自転車と定義され、運転免許不要、16歳以上の方であれば乗車可能、乗車用ヘルメットの着用が努力義務とされます。
これを受け、TabiMOにおいても保安基準に適合した車体に変更、交通ルールの周知徹底等、現在準備を進めているところです。
電動キックボードに乗車する方、歩行者、地元の方等、皆様が安心して奈良での時間を過ごせるように、交通ルールを守って楽しくライドしましょう!