旧生駒トンネル活用　オリジナルブランド「生駒隧道」誕生秘話

近代化産業遺産　旧生駒トンネル初入坑！

「近鉄沿線に、旧生駒トンネルっていう、昔から生駒と東大阪を結ぶトンネルがあるんやわ。ずっとその活用方法は模索してきててんけど、、どうや。一回行ってみて、うちで新規事業考えてみようか？」

そんな本部長の一言と、好奇心があった現PJ担当2名は、トンネルに行ってみることに・・・！！

頑丈なトンネルを開け、車でずんずん進むのですが、頭の中では【インディジョーンズ】のサウンドが♪
トンネル内の迫力とテーマパークのセットのようなちょっとヒンヤリ、薄暗い雰囲気に終始、次は何が見えるのか！？どこに連れていかれるのか！？？と、（仕事と忘れるくらい）ワクワクが止まりませんでした（笑）

「トンネルで出てきている湧き水を飲料水にできないか？！」

実は、トンネル視察の時は「トンネルの湧き水で、オリジナル飲料水が作れないか！」というのが初アイディアだったんです！
・・・でも別用途で使用されているなどの事情があり断念。

トンネル活用の事例を調べていると、“トンネルの一定の温湿度でワインセラー”という記事が飛び込んできました。「これ、いけるんちゃう！？」「商品作ってもらえるんちゃう！？」「ブランド化してみては！？」と一気にざわつくメンバー。

生駒山系の酒造メーカーへアプローチ開始！

場所があっても、商品作ってくれる先がないと進まない！

まずは2社の酒造メーカーへ飛込アプローチをしたのが、2021年。
それが今回NHK奈良や関西テレビでも取り上げていただいた、柏原市のワイナリー様、生駒市の酒造様の2社でした。
共に「そんなところあったの知らなかった！先人の血と汗と涙とロマン。地域貢献で新しい事にも挑戦したいと思っていたところ。是非、商品作ってみたいです」と。（感涙）

その後も沿線の自治体様の協力を仰いだり、近鉄との協議を繰り返し、なんとか事業化の目途が、、、
更に事業継続の為には、トンネルの貯蔵場所が事業者様の商品などで埋まるくらいが理想。

生駒山系の農産物の取り扱い事業者や醤油、みそ製造、カカオ、お茶製造メーカー、大学、、など様々な「熟成」の可能性がありそうな所にアプローチを繰り返しました。（今も絶賛継続中！！！！）

6か月の貯蔵で３～５年の味わいに！？

ワイナリー様と酒造様には、貯蔵テストを何度も繰り返していただきました。

そこで出た謎、、、「熟成が（いい意味で）早い！！？！」
温湿度の影響？空気の振動などの影響？はたまた・・・？

何故そうなるの？とよく質問受けるのですが、未だにメンバーは答えられません（笑）

ブランドロゴに想いをのせて

マークはトンネルの入り口を忠実に再現。
カラー・ネーミングは歴史的価値や重厚感が出るようにし、
ここに「生駒隧道（いこまずいどう）」が誕生しました。

トンネルの環境を活かして生まれた商品は、このロゴをつけて販売されます！
このロゴが沿線の方々に愛され、全国に広がっていくよう頑張らねば！！

旧生駒トンネルを拠点に近鉄沿線・生駒山系を“つなぐ”新たな価値を創出していきます

「生駒隧道」のコンセプトは “つなぐ” です。
トンネルの天然の環境を活かした新たな商品開発により、今まで旧生駒トンネルを知らなかった人たちが知り、足を踏み入れ、地域と事業者をつなぐ。さらに、事業者同士のコラボレーションなども起こったり、、、”つなぐ場”として、地域の活性化に寄与していきたいという、強い想いがあります。

このコンセプト作りには、本当に苦労しました。
何度も何度もメンバーで話し合い、社内に掛け合い、事業者様に説明し、、、
それぞれの想いがぶつかり合い方向転換したり、右往左往しすぎるくらいしましたが、、

それでもメンバー内で妥協できないところは”つなぐ”というコンセプトでした。

この揺るぎない想いで、これからも「どんな変化が起こるか面白そうだし、新しい挑戦や地域貢献に挑みたい！まずは実験から！！」と一緒に取り組んでいただける事業者を絶賛大募集中です。
一緒にアプローチしてくださる仲間も大募集中です！（笑）

ここから誕生する商品「生駒隧道」ブランドにご期待ください！！

熟成？ほんまかいな！？と思う方は是非とも商品第一弾ご購入を！
生駒隧道、熟成の味をご堪能あれ！

生駒隧道ホームページ：　https://www.ad-kintetsu.co.jp/ikomazuido/

　 　　　　Facebook：　https://www.facebook.com/ikomazuido/

＜メディア掲載＞
ＴＶ：NHK総合・奈良県域「ならナビ」、NHKニュース・関西全域、NHK「ぐるっと関西おひるまえ」
　　　関西テレビ「newsランナー」※生中継
新聞：読売新聞・奈良版、日刊工業新聞、交通新聞